職場の雰囲気が悪いとどうなる?改善する手段とは

執筆者 | 7月 8, 2021 | コミュニケーション, マネジメント | コメント0件

職場の雰囲気が悪いと仕事にも力が入らなくなってしまう。そのままの状態が続くと、離職者が増えるなど社内に悪影響も及ぼすだろう。職場の雰囲気はどうすれば改善するか。この記事では、人事担当者向けに、職場の雰囲気が悪くなる原因と影響、改善方法を紹介する。

職場の雰囲気が悪い原因は?

職場の雰囲気が悪いと感じることもあるかもしれない。それでは、なぜ雰囲気が悪くなるのか。主な原因を3つ取り上げる。

社員間に信頼関係がない

上司と部下、同僚間など、社員間の信頼関係が希薄だと職場の雰囲気が悪くなってしまう。特に信頼関係の崩壊につながりやすいのが上司の態度だ。

怒鳴ったり、理不尽なことで怒ったりするような上司がいると、おびえる部下やついていけない部下も出てくる。また、上司が横暴で自分勝手だと、部下と上司の間でコミュニケーションがうまく取れなくなるため、信頼関係も構築されないままだ。

目標設定が厳しい・適切に評価されない

目標設定が厳しい、適切に評価されないといった社内環境も職場の雰囲気を悪くする

まず、目標設定についてだが、目標は高いものの社員に丸投げで具体的な行動指針を示してくれない会社も多い。何の根拠もなく目標設定だけが高いと社員の心も離れてしまう。

また、目標設定については、達成したかどうかだけで評価されない問題も存在する。成果ばかりでプロセスを無視した評価だと、社員のモチベーションは下がり、雰囲気は悪くなるばかりだ。

さらに、人事評価に関連して評価制度が適切に整備されていないと、目標達成率の低い人が評価されるなど不平等な評価になることもある。公平な評価がされないと、成果を上げているのに給与や役職に反映されないなどの不平等を生み、社内の雰囲気は悪くなるだろう。

コミュニケーションが不足している

誤解を生む言動や身勝手な言動が慎むべきだが、コミュニケーションがなさすぎるのも良くない。業務時間外に接する機会が減り、社員間のコミュニケーションが減ると、職場の雰囲気も悪くなるためだ。

まず、コミュニケーションが減ると、情報共有がうまくいかなくなる。チーム内で協力して仕事を進めることも難しくなるだろう。

さらに、近年ではテレワークの導入で直接会って会話する機会も減ってきている。普段からコミュニケーションが取れていないと、チャットやメールなどのちょっとした文面で誤解を生むこともあるだろう。
些細なことでも、コミュニケーションの不足による当事者間の認識や感情のズレがだんだんと大きくなり、職場の雰囲気を悪くすることもある。



職場の雰囲気が悪いことによる影響について

職場の雰囲気が悪くなれば何が起こるのか、次は影響について考えてみたい。

離職率が高くなる可能性がある

職場の雰囲気が悪いと、離職率が高くなる可能性がある。問題なのは、優秀な社員がどんどん離職していくことだ。人員を補充するために採用活動を行っても、新入社員の補充では教育が追い付かずに業務負担が軽減されず、さらに離職が進む可能性もある。

メンタルヘルスに悪影響を及ぼす

雰囲気の悪い職場で働き続けることは、社員の精神衛生上も良くない。雰囲気の良くない職場では強いストレスを感じる人も増えるためだ。

また、職場の雰囲気が悪く、離職者が増加することも既存社員の心身に重い負担を与える。単純に人員が減ることにより、個々の業務負担が増え、時間外労働が増加する可能性があるためだ。職場の環境に仕事の疲労が加わると、心身に不調をきたす人も増加する。

社員のモチベーションが低下する

仕事で適切な評価が受けられないことも相まって職場の雰囲気が悪い状態が続くと、働く人たちの意欲は低下する。働くモチベーションが下がると、社員間の情報共有にも支障をきたすだろう。

結果として、業務が思うように進まず、仕事の効率が落ちてしまうだけでなく、悪循環となり、さらにモチベーションが低下してしまう。

職場の雰囲気を良くするための改善方法

悪化した職場の雰囲気は、どうすれば改善できるのだろうか。職場の雰囲気を改善するための対策を3つ紹介する。

不満や悩みを相談しやすくする

社員間での信頼関係がうまく構築されないと職場の雰囲気は悪くなると説明した。信頼関係を築くには、不安や悩みを相談しやすい環境をつくるのが第一歩だ。

具体的な方法としては、上司と部下の1on1面談の機会をつくる、メンター制度を取り入れるなどがある。特にメンター制度は、直属の上司以外がサポートすることになるため、気軽な相談がしやすいだろう。

人事評価制度を見直す

適正に評価されない環境も職場の雰囲気を悪くする。評価制度に問題があるなら、成果だけに注目するのではなく、プロセスも適切に評価できるよう人事評価制度を見直すと良い。

人事評価を適切に行うには、多面評価(360度評価)も効果的だ。多面評価は、上司のみが評価するのではなく、上司、部下、同僚など、あらゆる立場の人間が評価を行う。

同僚からも自分の評価を聞くことができて、良い点をお互いに評価できるメリットがある。お互いに認め合うことができれば、信頼関係構築や仕事のモチベーションアップにもなるはずだ。

社内コミュニケーションを活性化する

コミュニケーション不足も職場の雰囲気を悪くすると説明した。しかし、ただコミュニケーションを取ろうと促すだけではうまくいかない。自然とコミュニケーションが取れるよう、環境の構築から手をつける

具体的には、社内イベントの開催、定期的な面談の実施、オープンスペースの設置、社員食堂の設置などだ。気軽にコミュニケーションを取れるように、社内コミュニケーションツールを導入するのも良い。

職場の雰囲気改善にはGoalousがおすすめ

職場の雰囲気改善のための社内コミュニケーションツールには、SNS型目標管理ツールGoalous(ゴーラス)が便利だ。チャット型ツールなので、メールのような定型文は必要ない。

フォトアクション機能もあるので、社員自ら情報を発信して、ほかの社員からリアクションやコメントをしてもらうことも可能だ。Goalousを使えば、仕事の情報共有だけでなく気軽なコミュニケーションも取れる。

また、Goalousの特徴であるオープンゴール機能なら、仕事の進捗や達成状況がクリアになるのもポイントだ。それぞれの仕事が見えるようになるため、適正な人事評価にもつながる。

職場の雰囲気改善には、Goalousを導入してみてはいかがだろう。

まとめ

職場の雰囲気が悪くなるのにはいくつか原因がある。雰囲気が悪くなる原因がコミュニケーション不足なら、社内コミュニケーションツールを取り入れるなどして今すぐに改善を試みるべきだ。

組織のエンゲージメントを向上させる