ビジュアルコミュニケーションでワークスタイルを変革する

執筆者 | 12月 30, 2020 | コミュニケーション, デザイン&テクノロジー | コメント0件

Goalous ( ゴーラス )は、仕事での小さな喜びをビジュアルコミュニケーションを用いて他の多くの社員と共有できるサービスだ。より正確には、「目標へ少しでも近づいた仕事の価値あるひとコマを、1枚の画像で表現し、即時に全社員にシェアできるコラボレーションサービス」である。
旅行する目的は、Instagramにアップすること。2016年ぐらいからスマートフォンを持つ人々の間にそんな価値観が広まってきた。同様に、Goalousに写真をUPするために仕事をしている人もいるとかいないとか。

画像というビジュアル情報を用いることには、どんな意義があるか考察してみたい。

最近だと、自分の顔、そして相手の顔をリアルに動画で映して相互に会話するっていうのも、もちろん「ビジュアル」なコミュニケーションのひとつだ。顔を見て会話ができないと相手を近くに感じられないために話しにくくなるということは、経験のあるビジネスマンであれば充分にご理解いただけると思う。

ビジュアルは、多くの情報が瞬時に正確に伝わる

人はビジュアルに素早く反応する。約0.1秒で画像の内容を認識するといわれるが、テキストであることを説明すると何十倍も時間がかかる。

ではそれを以下に試す。

「正方形の定義」だが、画像と文字では理解のスピードの差が圧倒的に違う

理解のスピードが圧倒的に違うことがご理解いただけただろうか。加えて、受け取る情報のイメージを均質化することにも繋がっている。テキストにはないが、線の色や太さなど実は情報はさらに大量に隠されているが、一瞬で伝わって記憶として脳に定着する。

プレゼンテーションの際にテキスト情報を多用するヒトが多い。これは、スピーカーのカンペにはなるが参加者の理解を促すことにはほとんど役に立っていないことを肝に銘じた方がよいだろう。「絵にする」こと・「絵で語る」ことの高効率性と重要性をご理解いただけただろうか。

先ほど、「顔を見て話す」というビデオチャットの例をあげたが、このことにより、あなたは相手の反応を多くの情報として一瞬でキャッチすることができる。唯一わからないのは、貧乏ゆすりをしていることぐらいかもしれない。音声だけよりも圧倒的にリッチなコミュニケーションが可能なのである。

ビジュアルコミュニケーション活性化の背景

2019年のある調査 ( 日本 )によれば、「スマートフォンを買う時に重要視するスペックは何か?」と問うと、ミレニアル世代( 1981年以降生まれ )の最も多い回答は「高画質なカメラスペック」が突出していて第1位であった。その理由は、「思い出を綺麗に残したい」からである。カメラへの意識の高さがうかがえた結果だったといえる。

なお、「SNS映えしそうだと思った写真や映像をSNSでシェアしたことがあるか?」という質問には、60%以上が「ある」と回答しており、「シェアする」という行動心理を持っていることが明らかになっている。

わたしたちは、もはやスマートフォンを持ってない日常など考えられないし、残したいシチュエーションに遭遇したら気軽に写真を撮る。動画も撮る。容赦なくバシバシ撮る。撮った画像は、Instagram ・ Facebook・Twitter・LINEにシェアして、人と繋がっている自分に満足して、じっとリアクションを待つのである。それが、60%を超える人々の日常的光景となった

テキスト文化は終わるのか

文字はヒトが生きていく上で必需品ではない。7万5000年前に誕生した「言語的人類」(母音の発音が可能になった人類)は、6万年以上の間文字を持たずに生活したわけだから。

フランスのラスコー洞窟にて、2万年前に後期旧石器時代のクロマニョン人によって製作されたとされる壁画は有名だが、文字には発展しなかった。

Depiction of aurochs, horses and deer | Source: Wikipedia

文字は、今から5000年前にメソポタミア地方で誕生した。伝播する距離が限定的であり、一瞬のうちに消滅する音声と比較して、時空間に超安定的に存在し続けるのが文字の優れたところだ。脳の外に記憶を共有する術を手に入れたといったところだ。

はじめは統治目的だったが、識字者が増加するにつれて、人々は知識や知恵を同時代で共有し、さらに時代を超えて共有することを可能にした。その「知」を受け取った者は、さらに発展させて文明をつくりあげた。

その文字の伝達手段は、石から紙になり、カメラが発明されると写真・映像というよりリッチな情報として伝達できるようになり、さらにはデジタル化され、電子メールを経て、現在はメッセージングアプリ・SNSが主流となっている。

確かに、SNS利用時には主に静止画や動画を見ている。大量の情報を獲得しようとしたら、文字では時間がかかりすぎる。文字情報はあくまで補足的である。その点、画像は大変便利だ。

ブログなどの利用率は下がりはしたが、画像だけで全てを表現するのは到底不可能である。「50cm」をテキストなしの画像で表現してみて欲しい。かなり困難である。そういう例はたくさんある。よって、画像と文字はしばらく使い分けられていくだろう。

紙が容易に滅びないのと同様、数千年の歴史あるテキスト文化は終わらない。ただし、情報はビジュアルで伝達した方が圧倒的に効果的なので、文字の重要性はどんどん低下していることに違いはない。

ビジュアルコミュニケーションでワークスタイルを変革せよ

ビジネスにおいてもビジュアルコミュニケーション、特に画像を用いて情報伝達を実施した方がよい。より多くの情報を早く正確に伝達できるからだ。

その場合、冒頭で紹介したGoalousというサービスが一つの選択肢となり得る。「ゴーラス映え」という用語が2017年に生み出されたが、映える写真を撮るためによりよい活動をするなんてシャレているではないか。

「画像」であなたの「よい仕事」をシェアしよう。それが高いゴールに向かうための活動でありつづければ、あなたの会社の文化は発展のみ約束される。

Goalous founder, Kiku-chan

 


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