「メンター制度」に役立つツールと効果的な運用方法

執筆者 | 10月 7, 2021 | マネジメント, 人材育成 | コメント0件

社内コミュニケーションがうまくいかないせいか「若手社員が定着せずに辞めてしまう」といった悩みはないだろうか。

若手の定着とコミュニケーションの活性化を図るなら、メンター制度を取り入れるのが良いだろう。この記事では、そもそもメンター制度とは何か、概要と具体的な運用方法について紹介していく。

メンター制度を導入する意義

メンター制度を取り入れると何が期待できるのか、まずはメンター制度の内容と導入する目的を見ていく。

メンター制度とは?

メンター制度とは、新入社員や入社して年数の浅い若手社員(メンティ)に、立場の近い先輩社員(メンター)をつけ、サポートすることをいう。

仕事面のサポートに限らず、幅広いサポートを行うのがメンターの役割だ。メンター制度では、特にメンタル面のサポートを重視する。実務指導で仕事面をサポートするOJTとはまた異なるサポートの仕方が特徴だ。

一般的には、サポート側であるメンターには、異なる部署の先輩社員が選ばれるケースが多い。

若手社員の成長を促せる

メンター制度では、新入社員にとってメンターという相談しやすい相手がいることで、会社に安心できる場所を提供することができる。結果として期待できるのは、会社への定着、そしてメンティ個人の成長だ。

また、サポートを受けるメンティだけでなく、メンター側にもメリットがある。立場の近い若手社員をメンターにすることで、責任感が強くなり、マネジメント能力を育めるためだ。若手全体の成長につながり、メンターにとっては管理職へのステップアップに役立つ

社内の人間関係が構築される

メンター制度では、社内の人間関係の構築も期待できる。異なる部署の先輩をメンターにすることで、別の部署とのつながりができ、社内コミュニケーション活性化のきっかけになるためだ。

さらに、社内での人間関係が良くなれば、企業の理念を共有したり、業務のノウハウを伝授したりすることも容易になる。新入社員が会社での居場所を見つけられ、ほかの社員とのコミュニケーションが取りやすくなる意味でもメンター制度は意義のある制度といえるだろう。


メンター制度を運用するときの注意点

メンター制度は、メンティやメンターになる社員にとっても、会社全体にとってもメリットのある制度だ。しかし、運用がうまくいかないと期待する効果は発揮できない。そこで、メンター制度を運用する上で注意しておきたいポイントを3つ紹介する。

サポート体制を構築する

メンター制度を取り入れるにあたって注意したいのは、メンターとメンティに任せっきりにしないことだ。

メンターにはほかの部署の先輩がつくことが多いため、信頼関係が構築されていない状態でペアになると、メンティのサポートどころか表面上の会話だけで終わってしまう。

メンター制度を効果的なものにするには、しっかりメンターとメンティをサポートできる環境を構築するべきだ。そのためにも、制度を円滑に運用するための担当者を配置する。

担当者の役割は、メンター制度の周囲への理解を促し、協力してもらえるよう社内全体で働きかけることだ。さらに、担当者は、何か問題が発生したときの窓口としての役割も担う。

ルールを設ける

会社によってメンターに求める役割は変わってくるはずだ。会社の意図する方向にメンター制度を導くためにも、必要なルールは定めておくべきだろう。

たとえば、メンターがメンティと面談するときの守秘義務の範囲、面談の方法や時間帯、面談の頻度や1回あたりの所要時間、内容などだ。

ルールを決めて定期的に面談するよう促すことで、メンター制度が意味のあるものになる。

メンターを評価する

メンターに選定された社員は、自分の仕事に加え、メンターとしてのサポートも行わなければならない。何のメリットもないと、サポートにも力が入らないだろう。

会社としては、メンターがサポートに積極的になれるよう、メンティのゴールを設定して、ゴールからメンターの貢献度を評価する環境整備が必要だ。

メンターの貢献度は、人事考課に加えて、手当や賞与という目に見える形で反映すると良い。

ツールの活用でメンター制度を便利に

メンター制度を効果的に運用するには、ツールを取り入れると良い。ツールを利用することで、メンティとメンターのやり取りが便利になり、運用状況も分かりやすくなるためだ。

どんな機能が必要?

ツールといってもさまざまなものがある。メンター制度においては、どのような機能が備わったツールが必要か、まず考えてみたい。

ひとつは、スムーズなコミュニケーションが可能なツールだ。コミュニケーションの活性化によるメンタル面のフォローに役立つ。

そして、運用状況を目に見える形にするには、メンティやメンターのゴールを設定できる機能、進捗状況を確認できる機能が必要になるだろう。

Goalous(ゴーラス)を導入するメリット

メンター制度においてツールの導入を考えるなら、コミュニケーション、ゴール設定、進捗確認の必要な機能がすべてそろったGoalous(ゴーラス)をおすすめする。Goalousなら、搭載されている機能により以下のようなことが可能だ。

・SNSと同じ感覚で簡単にコミュニケーションが取れる
・フォトアクション機能などから視覚的に進捗状況がわかる
・オープンゴール機能で目標がわかる

メンター制度の効果的な運用を考えるなら、Goalousを取り入れてみてはいかがだろう。詳細は、1分で完了する「お問い合わせ」を利用するのが便利だ。

Goalousでは、目標管理や組織活性化に役立つ無料のセミナーも行っているので、情報を集めたいなら以下の無料セミナーをぜひチェックしてみてほしい。

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まとめ

会社への定着やコミュニケーションの活性化を考えるなら、メンター制度は適した手段である。

しかし、うまく運用できないと期待できる効果は表れない。効果的に運用するには、Goalousのような必要な機能がそろったツールの活用がおすすめだ。

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