テレワークでは従業員同士顔が見えない状態になるため、部下との接し方に不安を覚える上司もいるだろう。
失敗に気付かず繰り返していると、部下との関係が悪化する原因にもなりかねない。
では、テレワーク下において、部下と適切に接するためにはどのようなことを意識するのが最善だろうか。
この記事では、テレワーク下で上司がしてしまいやすい失敗の例や、上司として適切なあり方について紹介する。
テレワーク下で上司がやってしまいがちな3つの失敗
まずは、テレワーク下において、上司がやってしまいがちな3つの失敗例について見ていこう。
テレワークで業務を行う際、部下との接し方がうまくいかないと感じたときに、失敗例と同じ行動をしていないか振り返ってチェックしておきたい。
部下がさぼってないか監視してしまっている
テレワーク中に部下と接するとき、部下がさぼっていないか監視をしていないだろうか。
さぼりを防ぐことは重要だが、抑止するためにWebカメラで常時監視したり、過度に頻回な業務報告を強要したりすることは避けるべきといえる。
部下のストレス要因になって関係が悪化する恐れがあるうえに、業務に集中できず効率が落ちる可能性もある。
業務の進捗管理を別の方法で行うなど、過度に監視しすぎないように注意する必要がある。
部下の適切な評価ができていない
テレワーク下では成果にいたるまでのプロセスが見えづらく、部下を適切に評価することが難しい。
そのような中でも、適切な評価を行わなければ部下は上司に対して疑問や不満を抱いてしまうだろう。
上司として部下の評価を行う際に、成果などの明確な評価基準がないまま評価を下さないように注意が必要となる。
部下とコミュニケーションがうまく取れていない
テレワーク中に上司がしてしまいがちな失敗として、部下とうまくコミュニケーションが取れていないというケースもある。
業務連絡だけのやり取りになってしまい、信頼関係が構築できないような状況だ。また、部下からの連絡に対するレスポンスが遅いことも、コミュニケーションで失敗する原因となっている。
レスポンスの遅れは作業効率の悪化をまねき、チームの連携に支障をきたす恐れがある。コミュニケーションのスピードは重視しておきたい。
テレワークで上司がすると良いことは?
テレワークでやってしまいがちな上司の失敗について上述したが、上司がすると良い行動にはどのようなものがあるのだろうか。
ここからは、テレワークで業務を行う際に上司が意識しておくべき、3つのポイントについて紹介する。
管理方法を見直す
テレワーク下では、上司と部下が互いに「さぼっているのでは」「さぼっていると疑われているのでは」と疑心暗鬼になりやすい。
不安を解消するためにも適度なチェックは必要だ。しかし、過度な監視になってしまわないように注意する必要がある。
たとえば、メンバー全員が定期的な進捗報告を自主的に行えるようにするなど、管理方法を見直すのも手段のひとつだ。
また、信頼関係を構築することも大切だ。部下の自己管理力を把握し、信頼することができれば「さぼっているのではないか」と疑う必要もなくなるだろう。
評価方法を見直す
テレワーク下でも適切かつ定量的な評価ができるように、評価方法を見直すことが重要だろう。全員のタスクを見える化し、進捗状況や成果が目に見えてわかるように工夫する必要がある。
また、個人の目標を全体で共有し、達成状況などが一目でわかるような管理方法やツールの導入も手段のひとつ。
チーム全体に目標の達成状況などを見える化することで、ほかの社員や自分自身の評価に納得できるようになるのではないだろうか。
コミュニケーションを増やす
テレワークを行う際は、オフィス勤務時よりもコミュニケーションを活性化させる必要がある。業務連絡だけでなく積極的に雑談を行うことも重要だ。
たとえば、共通の趣味の話題で盛り上がれば、社内でサークルのように複数の社員で楽しむことができるだろう。ただし、プライベートに踏み込みすぎる話題にならないように、配慮する必要がある。
また、定期的にWeb面談を実施し、部下の話をじっくりと聞く機会を設けることも良いだろう。悩みや不満、困っていることをいち早く吸い上げ、アドバイスや改善を行えば、信頼関係の構築にもつながる。
さらに、素早いレスポンスで業務の進捗をスムーズにするために、コミュニケーションツールを活用するのも手段のひとつだ。
Goalous(ゴーラス)なら、メッセージ機能でフラットなやり取りができるため、双方向で素早いやり取りが可能になる。
Goalousにはオープンゴール機能も備わっているため、メンバー間の目標共有や達成状況の把握も容易になり、上司側も管理が行いやすい。
部下の管理、評価、コミュニケーションの課題をまとめて解決できるため、ぜひGoalousの導入を検討してみてはいかがだろうか。
まとめ
テレワークで業務を行う場合、オフィスと同じように部下と接することは難しい。部下のパフォーマンスを最大限に発揮させるには、管理方法や評価制度の見直しが必要だ。
また、テレワーク下では顔を合わせることがないため、コミュニケーションがどうしても不足しやすい。コミュニケーションツールなどを活用し、情報共有だけでなく雑談や面談をとおして部下との信頼関係の構築が求められる。