KPIって何?KGIやOKRとの違いについて

執筆者 | 3月 29, 2021 | GKA, OKR | コメント0件

組織として目標をクリアしていくには目標達成のためのプロセスを整理し、指標を設ける必要がある。そこで目標達成のための指標となるのがKPIだ。関連する言葉にKGIやOKRがあるが、KPIとは何が異なるのだろう。KPIの概要と、KGIやOKRとの違い、注意点をこの記事では解説する。

KPIとはいったいなに?

重要業績評価指標を意味するKPIは、Key Performance Indicators(キー・パフォーマンス・インディケーターズ)を略したものだ。わかりやすく説明すると、最終目標を達成するための中間目標である

中間指標として目標の達成度合いを測るため、KPIは数値で設定されるのがポイントだ。販売数や前年比売上など、具体的な数値で測定することで、どれくらい目標に近づいているのかを明らかにする。

中間指標であるKPIの特徴は、組織の目指すべきところを数値として明確にすることだ。KPIによって、組織の方向性が定まり、最後まで目標から離れずに進むことが可能となる。

しかし、ただ数値を設定すれば良いものでもない。最終目標の中間指標となる意味のあるKPIを設定するには、論理的で客観視できる数値の設定が必要だ。

似ている言葉『KGI』『OKR』との違いは?

KPIに似ている言葉に、KGIやOKRがある。KPIとは何が違うのか、KPIとKGIの違い、KPIとOKRの違いをそれぞれ解説する。

KGIとは?

KGIは、日本語で重要目標達成指標、Key Goal Indicator(キー・ゴール・インディケーター)の略である。KPIもKGIも、目標となる指標という点では同じだ。KGIもKPIのように客観視できる数値で設定される。

異なるのは、指標を設定する地点だ。KPIは中間指標を表すが、KGIは組織の最終指標を表す。KPIに対する進捗が、KGIに結果としてあらわれると考えればわかりやすいかもしれない。

中間指標であるKPIと、最終指標であるKGIはともに設定されることが多く、企業の目指すべき方向性を示す。ただし、設定地点が違うだけで両者は似ているため、KPIとKGIとを混在すると最終ゴールが間違った方向に向かうこともあるので注意したい。

OKRとは?

OKRは、Objective and Key Result(オブジェクティブ・アンド・キーリザルト)の略だ。目標と主な結果を意味する。世界的大企業が取り入れたこともあり知られるようになった。

OKRでは、社員が意欲的に目標に取り組めるように高い目標を設定し、目標に紐づく主要な結果をいくつか設定する。KPIやKGIは達成を目的としているのに対し、OKRで設定する目標は、到達が難しい高い目標にするのが違いである。

KPIやKGIは組織ごとに目標を管理するのに向いているが、OKRは個々の目標が組織の目標につながるようツリー式で設定される。

なお、OKRの中に中間指標としてKPIを取り入れることも可能だ。OKRの中間指標としてのKPIは100%達成が良いとされる


KPI設定の際の注意点をご紹介

目標の中間指標になるKPIは、前述のように目標の方向性を正し、最終的な目標につなげる重要な指標だ。だからこそ、しっかり設定しなければならない。KPI設定時の注意点をふたつ取り上げる。

アクションできる指標まで分解しておく

KPI設定で気を付けたいのは、指標をアクションできる程度に落とし込むことだ。KPIをいくら設定しても、アクションできる指標でなければ効果は上がらない。どのような行動を起こせば良いのか不明確だからである。

たとえば、1ヶ月先の新規顧客獲得数を取り上げるなら、KPIは新規顧客獲得数を増やせるような指標をいくつか設定する。中間目標が達成できるような要素を考えてアクションごとに分解し、KPIを設定するのがコツだ。

なお、KPIは、アクションできる程度に落とし込むと同時に、少し高めに設定するのが良い。高めの指標は、モチベーション維持に役立つ。

KGIを最終的に達成するためのKPIのズレに注意

前述のように、KPIとKGIはともに設定することが多い。問題は、KPIとKGIがうまく対応しない場合だ。KGIは最終的な指標であるため設定しやすいが、中間指標であるKPIは単独で考えるのではなく、KGIも意識して設定する必要がある。

言葉で説明するのは簡単だが、さまざまな要素を考慮し、さらにKGIも意識するとなるとKPIの設定は難しい。KPIが過度な設定になると、100%達成が推奨されるKPI自体が到達できないばかりか、ゴール自体が意図せずズレてしまうこともある。

最終的な目標達成のためには、KPIがズレる可能性があることを頭に入れて、適切にKPIを設定するよう心がけることである。

以上のように、中間指標であるKPI、最終指標であるKGI、ほかにOKRといったものが目標管理の手法として使える。しかし、これらの目標設定には注意点もある。

目標管理を効果的に行いたいなら、OKRの概念をベースに、さらに柔軟性の高い目標管理を可能にしたGKAがある。

社内SNS型のGoalous(ゴーラス)なら、GKAを使った目標管理だけでなく、SNS機能によりメンバー同士のコミュニケーションの活性化も生み出す。目標管理に関する無料セミナーも実施しているので、ぜひ参加されてはいかがだろう。

まとめ

目標管理で知っておきたい、KPIについて解説してきた。KPIは、最終的な目標を達成するための中間指標として、部署内やチーム内などで運用するのに向いた目標管理手法だ。しかし、KGIからズレる可能性など、設定段階でうまくいかないと形骸化することもある。

目標管理を考えるなら、OKRの上位互換であるGKAをベースにしたGoalousの活用をおすすめしたい。