新入社員のモチベーションアップの秘訣は「信頼」がポイント

執筆者 | 7月 30, 2020 | モチベーション | コメント0件

新入社員のやる気がみられない、やる気が伝わってこないと感じるマネージャーも多いだろう。しかし、やる気を見せる といっても、そう簡単に仕事のモチベーションは引き出せるものではない。新入社員のモチベーションを上げるにはどうすれば良いのか。

新入社員のモチベーションが下がる原因と、モチベーションを引き出すためのヒントを紹介する。

新入社員のモチベーションが下がる原因は?

状況に合わせて仕事のモチベーションを上げることは、長年仕事を経験してきた人にとって造作もないことかもしれない。これは、すでに仕事のサイクルを知っているからである。しかし、新入社員は違う。仕事での経験が少ないため、思うようにモチベーションを上げることが難しい。

新入社員のモチベーションを引き出したいなら、上司目線の土俵で考えないことだ。まずは、なぜモチベーションが下がるのか、その原因について理解しよう。

成長している実感が持てない

新入社員のころは、新しく覚えることが多いため、失敗も多くなる。覚えようと努力しても、思ったように成果に表れないこともあるかもしれない。一生懸命に仕事に力を注いでいたのならなおさら、何もできない自分、ミスばかりする自分に新入社員は失望することだろう。

この、ミスや失敗ばかりで何もできないという思い込みがモチベーション低下の原因のひとつだ。自分のミスや失敗に気づいている中で、何度も上司に叱責を受けるとさらにモチベーションは低下してしまう。

それでは、新入社員には自信を持ってもらうため、簡単な仕事ばかりを任せれば良いのだろうか。実は、簡単な仕事ばかりを振るのも良策とはいえない。張り合いのないことばかりでは、新入社員は自分の成長を実感できないためだ。

成長の実感がないと仕事に対してのやりがいが持てなくなる。結果、モチベーションが下がってしまうのだ。

上司や先輩とのコミュニケーションが不足している

新入社員は、悩みを自分ひとりで抱え込んでしまい、誰にも相談できない傾向にある。上司とのコミュニケーションの取り方がよくわからずに遠慮してしまうためだ。

何かあれば相談して欲しいと上司なら感じるものだが、近年受け身の傾向にある新入社員にとって悩みを口に出すハードルは高い。

悩みを抱えたままでいることを上司や先輩が気づかない状態が続くと、さらに悩みは蓄積され、新入社員のモチベーションを下げてしまう

たいがいは上司や先輩とのコミュニケーションが不足していることが原因であることが多い。新入社員ばかりを責めるのではなく、新入社員が悩みを口にできるような環境だったかをまずは見直すべきだろう。

新入社員のモチベーションを引き出す方法

新入社員のモチベーションが下がっている状態を黙って見過ごすことはできない。モチベーションの低い状態だと、離職を決断する可能性もあるためだ。これから活躍してくれるだろう人材をなんの対策も打たないまま流出させてしまうことは企業にとってもマイナスだ。

新入社員のモチベーションを引き出すにはどうすれば良いか、上司が率先して取り組んでいくべきことをふたつ挙げる。

風通しの良い職場環境を作る

新入社員はひとりで悩みを抱え込む傾向があると説明した。これは、新入社員の心理的な面も関係しているが、職場環境も影響している。

たとえば、忙しそうで相談する隙もないような職場、悩みを口にしたら嫌な思いをするような職場で相談したいとは思わないだろう。

上司や先輩にあたる社員にそんなつもりがなくても、弱音を吐いたら叱責されるかもしれないという新入社員の思い込みがあると、新入社員は相談することができない。

新入社員が悩みを相談したり、自ら意見を言えるようにしたりするためにも、上司や先輩が率先して心理的安全性を確保するべきだ。心理的安全性とは、社員が自分の意見を安心して話せる状態のことを指す。

心理的安全性確保のためには、上司や先輩から困ったことがないか声がけしたり、相談しやすいような雰囲気づくりをしたり、風通しの良い環境を率先して作ることが大切だ。

信頼関係を構築する

新入社員のモチベーションを引き出すためにやってならないことは、興味のない態度をとって新入社員をけしかけることだ。上司にあたる世代と、ネット社会の中で生きてきた新入社員の世代とでは考え方が違う。

無関心な態度を示したところで、上司と部下の溝は深まるばかりだ。新入社員のモチベーションを引き出すために重要なのは、なによりもコミュニケーションをしっかりとることにある。

信頼関係を築くためにも、オープンマインドを意識し、新入社員の報連相にはしっかり耳を傾け、相手の目線に立って共感することを意識したい

ビジネスライクで関係構築がなかなか進まないなら、実務だけでなくプライベートな話題にも触れ、相手がどのような思考パターンや性格なのか理解を深めることが重要だ。

社内SNSのGoalous(ゴーラス)なら、新入社員が社内メンバーとフラットな関係でコミュニケーションが取れる環境を構築できる。

日々のアクションはフォトアクションで共有し、フォトアクションに対しては「いいね」などの反応を返すことも可能だ。

新入社員は自分の投稿に対してリプライや反応があれば、チームのメンバーのひとりとして受け入れられ、仕事をしている実感を持てる。新入社員のモチベーションを引き出す強力な助っ人としてGoalousが役立つのではないだろうか。

まとめ

新入社員のモチベーションが下がる理由のひとつに、上司や先輩とのコミュニケーション不足がある。コミュニケーション不足が続けば新入社員が悩みを相談できずさらに状況が悪化する可能性もあるので、コミュニケーション活性化で早めに対策を打つことが重要だ。
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