部下の潜在能力を引き出すための指導法

部下の潜在能力を引き出すための、実践的な指導法を紹介しよう。

部下の潜在能力が発揮されることで、個人の成果が上がるだけではなく、チームや部署、そして会社が強い組織へと変革してくことが期待できる。つまり、潜在能力を引き出す指導法を身につけることは、企業の力を底上げし鍛えることと直結する。

潜在能力にどんな特徴があるのか基本的な知識を習得しながら、具体的な指導方法を学んでほしい。

能力は大きくわけて2つ

はじめに潜在能力について解説する。一般的に人間の能力には2つの種類があり、1つは顕在能力。そして、もう1つが潜在能力である。

近年になり浸透していきている言葉なので、聞いたことがある方も多いのではないか。顕在能力と潜在能力について、それぞれの特徴を見ていこう。

顕在能力

顕在能力とは、我々が自覚している能力のこと。自分自身がその能力に気づいているだけではなく、他者の目から見ても認められる能力のことをいう。

一般的に上司が部下を評価する際、顕在能力がどれだけ目に見える結果として発揮されているのかが基準となる。

潜在能力

一方で潜在能力は、読んで字のごとく潜在している能力のことをいう。本人が自覚しておらず内側に隠れているため、第三者からも気づかれにくいのが特徴だ。

潜在能力が開花すると、思ってもみなかった才能や実力が発揮されるようになり、人材として飛躍的に伸びることが期待できる。眠っている潜在能力があるのであれば、ぜひとも引き出したい。

では、潜在能力を持っている人には、どんな特徴があるのだろうか。

潜在能力を秘めている人の特徴

誰しもが潜在能力を内に秘めているが、とくに飛躍するタイプの人には特徴がある。

将来的に伸びしろがある人は自分に対して、そして周りに素直である。また、好奇心も旺盛で、躊躇せずに行動できるタイプの人が該当する。それぞれについて解説しよう。

素直で粘り強い

素直さは、とくに重要なポイントである。自分の感情や考えはもちろん、他者の意見やアドバイスを、疑いなく否定することなく受け入れられる人は、今までの枠にはまらずに、様々な領域の意見を吸収しそれを実行できるので、未開拓の能力が開花されやすくなる。

一方で頑固な人は固定概念に囚われてしまい、内に秘められた能力と向き合うことが難しい。

粘り強い人は、自分の可能性を信じた努力をすることができる。素直であっても飽きっぽい人に、困難や障害を乗り越える強さがないだろう。したがって、潜在能力は、我慢強くしがみつき全力を振り絞ることで発揮される。

行動力を持ち様々なものに興味を持つ

行動力と、未知のものごとにも興味を持つ力も大切なポイント。

世の中の「成功者」と言われる人の共通点として、行動力が挙げられる。言い換えれば、上手く行かないかない人は、実行する力がないということだ。

行動によってしか現実は変わらない。潜在能力が発揮されるか否かも、考えを行動に移せるかどうかが鍵を握っている。

また能力が高い人は、1つの領域だけではなく多様な分野に興味を示す。好奇心旺盛になることで、今まで気がつかなかった能力が開花されやすくなる。

部下の潜在能力を引き出すには

潜在能力を秘めている人の特徴を紹介したが、部下が能力を発揮できるかは、いかに部下の育成をするのか、という上司の手腕にも関わってくる。どうすれば、潜在能力を引き出すことができるのだろうか。

部下の潜在能力を引き出す方法

方法の一つとして、ゴールを設定すること。目指したいゴール(目標)を明確にすることで、部下は達成するためのエネルギーを注ぐ。今までになかったアイデアを出したり、行動したりして内に潜在している能力を出していくようになる。

部下が本当に達成したい目標や、「なりたい」と望む人材像をゴールにすることが重要である。さらに具体的なプロセスや、ステップアップしていくための優先順位も明確にする必要がある。

目標や行動が漠然としている状態では、いくら潜在能力があったとしても引き出すことはできない。ゴールを描きつつ、現在地から目標を実現するまでの道筋を、具体的にイメージできるようになることで、部下は能力を発揮していくのだ。

部下との信頼関係を築くことも重要

ただゴール設定をするだけではなく、部下との信頼関係を構築しておく必要がある。とくに、部下の承認欲求を満たしてやることが、上司として大切な役割となる。習得したスキルやノウハウ、解決した問題、達成できた目標の一つひとつに対して褒めたりコメントすることで、部下のセルフイメージが上がり、自信も湧いてくる。

また、部下がゴールを見失っている時や、優先順位がわからなくなった時に、付き添って指導することで部下との信頼関係は深くなっていく。

上司が部下を指導することで、引き出してく潜在能力。個人だけではなくチームやグループの人間関係が深まり、そして組織としての能力が高くなる。結果的に強い組織へと会社に変革が起きていくのである。

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まとめ

部下の潜在能力を引き出すための指導法を紹介した。明確なゴール設定をしながら、人間関係を構築していくことがそのポイントとなる。

部下の顕在能力を評価するだけではなく、潜在能力を開花させて、会社をより強い組織へと成長させてほしい。

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