人事部門でもできる目標設定のコツとは

多くの企業において、社員の目標設定は重視されている。組織をより効率的に運営するため、人材を公正に評価して育成するために必要とされているからだ。

しかし、目標を設定することが決して簡単ではないのが人事部門だ。一般的な営業部門のように、具体的な目標設定や達成基準を設けるのは難しい。

では、どうすれば適切な目標を設定できるのかその方法を具体的に解説する。

人事部門で目標設定が難しいのはなぜ?

なぜ人事部門では、目標設定が難しいのか。その理由を業務の特徴から説明する。

仕事が定性的だから

まず、人事部門の仕事が定量的ではなく定性的という側面が考えられる。数字など誰が見ても同じ認識、評価ができるものではなく、抽象的になってしまうため結果を数値や数量で図ることが難しい。

定性的だと仕事の進捗状況や達成した度合いを正確に計測できず、評価もしづらくなる。

一方で、定量的な部門は目標設定をしやすい。例えば営業部門では売上や利益、受注数・契約数など、様々な数値目標を立てることが可能だ。したがって、評価をする基準が明確である。

定性的な仕事をする人事部門の評価基準は、曖昧になってしまうことが多い。

個人の目標が立てづらい

会社にもよるが、データ入力や資料作成、記帳などの定型業務がほとんどのような人事部門の場合、従業員ひとりひとりの目標を立てることも難しい。

またルーチン化された業務は、営業部や企画部門、開発部門などのように、わかりやすく業績や成果が残るわけではないため、実績を積み上げているという実感も感じ取りづらい。

仕事の結果がわかりにくいので、すぐ評価に結びつかず目指すべき目標を立てづらくなる。

人事部門における具体的な目標の事例

人事部門における目標を設定する時の参考として、具体的な事例を紹介しよう。

労務環境の改善

ひとつは、労務環境を改善させることである。

人材という人的資源をより効果的に活用するために、社員の待遇や職場環境の見直し、福利厚生の充実など、さまざまな側面から働きかけることができる。

従業員たちの労務環境を、より安全で安心できる職場に整えていくことが人事部門の目標となる。

人材育成

人材育成は、人事部門の重要な役割としてあげられる。従業員たちの能力・個性を引き出して、強いチーム・組織へと成長させ企業の利益を最大化させることが、人事部門には期待されている。

その目的を果たすためには、人材教育・研修、組織開発など、新入社員から管理職まで、それぞれのフェーズに適した人材育成を設ける必要がある。

また、優秀な人材を獲得するために新卒・中途社員の採用方法を改善していくことで、組織の労働力を高めていくことができる。

目標を設定するためのポイント

続いては、目標を設定する時のポイントを説明する。

現状を分析する

現状分析からの着手をすすめたい。今の制度を一から見直していく作業だ。一体何が課題となっていて、どこを改善する必要があるのか、過去のデータを比べることで今後の目標が見えてくる。そのために、法則やツールを活用すると便利である。

そのひとつは、ジョージ・T・ドラン氏が提唱したSMARTの法則と呼ばれる目標設定方法である。SMARTとは、以下の頭文字を結びつけたものだ。

Specific:明確で具体的な目標かどうか。
Measurable:目標の達成度合いを測定できるか。
Agreed upon:強制された目標ではなく、同意して達成できるか。
Realistic:理想ではなく、努力することで現実的に達成できるか。
Time bound:いつまでに目標を達成するのか期限を決める。

また、システムや新たなツールを活用することで、さらに目標設定を効果的に行うことができ、会社として活用できるようになる。

チームでゴール(目標)を共有し、各個人でアクション(活動)や成果を報告できるコミュニケーション型目標達成サービスGoalous(ゴーラス)(https://www.goalous.com/ja/)は、人事部門からも注目を浴びている。

目標達成しやすい環境を作る

現状が分析できれば、次は目標を達成しやすい環境を整備してみよう。環境を作るためには、目標を可視化(見える化)させることが近道である。

可視化したら、チームで共有・応援し上司が公平に評価する。ポイントは、達成したかどうか判断しやすい目標を立てることだ。

例えば「~のコストを○○%まで削減する」「~にかかる業務時間を○○%まで短縮させる」といった数値が伴う具体的な内容である。

ただ目標を設定するだけではなく、成果を報告する環境も作ることでさらに目標を達成しやすい環境を作ることができるだろう。

まとめ

目標設定が難しいとされる人事部門において、なぜ目標設定が他部門に比べると難しいのか、どうすれば目標を立てやすくなるのかを解説してきた。

人事部門における最も重要な役割は、人的資源を有効活用することである。その目的を果たす目標を設定することが求められている。まず、現状分析から始めて現状を把握することが必要だ。

人材育成や労働環境の改善を図りながら、人事部門に所属するひとりひとりが、目的を達成しやすい環境作りに努めていくべきだ。

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