目標管理に使える「振り返り」のススメ

社内の目標管理において、目標達成の可否やアプローチ方法、プロセスなどが重要視されていないだろうか。それらも重要な要素ではあるが、成果指標の見直しを行う上で効果的な方法の1つが振り返りである。

ここでは、振り返りがもたらす会社全体への影響や導入方法、目標管理と並行して運用するメリットなどについて紹介する。

個人と会社の成長に結びつく「振り返り」

「振り返り」を人材育成方法として取り入れている企業もある。この振り返りについて、どのような手法なのか、目標管理にどのように活かせるのかについて説明する。

トレンドとなっている「振り返り」という手法

人材育成の手法「振り返り」はリフレクションとも呼ばれ、近年トレンドになりつつある手法の1つである。ジョン・デューイが提唱した実践的認識論を元に、育成していくものを指す。

実践的認識論は、教育方法として提唱された理論であり、Leaning by doing(行動・経験による学習)を柱としている。教科書や教師から学ぶよりも自ら行動、経験し、その経験がどのようなものだったかを振り返ることで、主体性を身につけられるとされている。

この理論を人材育成に取り入れたものが振り返りであり、業務や現場、プロジェクトから一旦離れ、そこで得た経験を振り返ることを指す。反省と違い、感情を伴わず客観的な視点から行うのが特徴である。

目標管理には振り返りが効果的

目標管理において振り返りが効果的なのは、PDCAのような計画・実行・評価・改善のサイクルを繰り返す経営戦略にも活用できる利点があるからだろう。急成長する企業は振り返りを実践している傾向にあり、目標管理においても重要な役割を担っている。

振り返りが目指すものは業務全体の効率化であり、特に振り返りが単純な「反省」と混同しないように注意しなければならない。導入する際は、特に人事担当者や部下を育成する立場にいる者が、振り返りの意味や目的を把握しておく必要がある。

知っておきたい振り返りの常識や効果

振り返りを活用するには、具体的な手法を知っておくといいだろう。ここではその手法や振り返りによる人材育成で得られるメリットについて説明する。

振り返りの具体的な活用

振り返りを活かす活用方法には、以下のようなフレームワークがある。

・KDA:続けるべきことから必要ないものを切り離し、新しく始める行動を決定する
・YWT:行ったことを通して判明した内容を精査、次の行動に移す
・KPT:続けるべきことから問題を抽出し、次に試すことを決定する
・KPI:目標に対し、現状が順調であるか判断する

これらは、ニュアンスに異なる部分はあるが、行動指針となる重要な部分「客観的な視点」というフィルターを通し、考えるということは共通していると言えるだろう。

振り返りでは特にKPT手法を用いられることが多く、あるIT系の開発企業では、振り返りを週に1度、自身で書き出して整理し、上司との1on1ミーティングを行う形で導入している。

結果的に、直したいと思いながらも改善できていなかった問題の解決や、目標そのものが明確になった、などのポジティブな影響を実感しているようだ。

振り返りは目標達成能力を育む

振り返りは目標達成能力を引き上げる、人材育成トレーニングの1つだが、特に仕事で結果を出す人ほど、振り返る能力そのものが高い傾向にある。振り返りができる人は、常に自分に求められている成果を客観的に把握できているからだ。

また、振り返りを行うときに達成状況と比較し、どの程度期待された成果を出せたのか、目標値と現実の差はどれくらいあり、どこを改善すれば差を埋められるのか、という考え方を常に主軸として業務に取り組んでいる。

この思考サイクルこそ振り返りによる人材育成のメリットであり、自分で考え、行動できる自立・自主性の向上につながり、チームや会社全体に浸透することで生産性の向上にも貢献するだろう。

目標管理のために振り返りを導入

目標管理を行うために振り返りを導入する場合に有効な、手段やツールについて紹介する。

振り返りの「仕組み化」

目標管理に振り返りを組み込み、仕組み化する方法が有効である。導入時点で習慣化させてしまえば、目標管理の流れの1つとして自然に行う形になるため、社員や会社の規模の拡大になっても対応しやすいメリットがある。

このように振り返りの習慣化を行い、浸透させれば少ない労力で最大限の成果を引き出すことができるだろう。上司から無理な目標を課されるのではなく、自主的な向上心を培うことになり、より高い目標を無理なく達成しようとする社内風土づくりにも役立つ。

このように目標管理に振り返りを組み込み、社内で仕組み化を行う形での導入なら、ぜひGoalousを活用してもらいたい。 Goalousでは目標をシンプルに設定し、社員自らがアクションを起こすような仕組みを取り入れているため、 主体的な行動が取れるようになる。

Goalousの活用事例や導入方法については、組織改革セミナーで詳しく解説している。社員の自主性や組織の一体感を高めるのに役立つであろう。

振り返りに使えるツール

振り返りにも役立つ管理ツールの導入を進める企業も増加傾向にある。ツールにはさまざまな種類があり、自社に合うものを導入する必要がある。

Goalousは、1on1やプロジェクト・部署ごとの情報共有スピードに優れている。Goalousの評価システムでは、評価目標に対する部下のリアクションをすべて把握できるため、振り返りによる目標管理にも最適だ。

ツールの導入によって運用の成功率に違いが出る場合もあり、自社に合うかどうか見比べて導入すべきだろう。Goalousでは15日間無料トライアルで、実際に試験導入を行うこともできるため、ぜひ検討してもらいたい。

まとめ

振り返りは、目標管理に役立つものだが、個人だけではなくチームやプロジェクト単位で行うのも有効な活用方法である。

また、個人で完結させてしまうのではなく、社内で共有することで見える化を図り、お互いのモチベーションアップを刺激できる形で活用するといいだろう。

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