新入社員の不安を解消!会社で取り組むべき2つの方法

執筆者 | 8月 20, 2020 | 人材育成 | コメント0件

失敗を恐れるあまり自発的な行動が見られないと、新入社員の指導に頭を抱えるマネージャーも多いのではないだろうか。新入社員が積極的に行動できないのは、はじめての仕事でさまざまな不安があるからかもしれない。

マネージャーとしては、新入社員の不安を理解して、適切に対処することが重要だ。ここでは、新入社員が抱えやすい不安、会社で取り組みたい新入社員の不安軽減策について紹介する。

新入社員が不安に思っていること

新卒で入社して、“はじめて”に直面する新入社員は多い。社会人になって、はじめてのことに戸惑い、不安を抱える新入社員がほとんどだろう。

思い返してみれば、新しい人間関係、はじめての仕事、社会人としてのマナーなど、慣れないことばかりで、自分自身苦労したこともあったのではないだろうか。

はじめてなのは、新しく入社した社員も同じだ。自身の新入社員時代を思い返すように、今一度昔を振り返ってみてほしい。まずは、新入社員が抱えやすい不安について整理してみよう。

仕事についていけるか

仕事上での不安として、仕事についていけるかを悩んでいる新入社員は多い。彼ら、彼女らは仕事を覚えられるか、仕事をうまくこなせるかが不安なのだ。なかには学生時代の専攻とは異なる職種を選択して、さらなる不安を感じている新入社員もいる。

そこに拍車をかけるのが、先輩や上司の仕事ぶりだ。慣れた仕事のこなしには憧れもあるが、自分も先輩や上司のように仕事ができるようになるだろうかという不安も一方では残る。

さらに新入社員の積極的な行動を妨げるのが、仕事でミスをしたときにどうすれば良いのかという不安だ。

上司としては、はじめての経験に失敗はつきものと考えているかもしれないが、そのように考えられるのはさまざまな経験を経てきたからだろう。

新入社員が同じように考えられるとは限らない。過度に失敗を恐れて行動に移せないのは、仕事に対する不安が原因のこともある。

上司や同僚とうまく付き合えるか

上司や同僚とうまく人間関係を構築できるか、不安に思う新入社員は多い。さまざまなコミュニケーションツールが発達した現代において、十分にコミュニケーションスキルが磨かれてこなかったと感じる新入社員もまた多いためだ。

さまざまな年齢層のいるグループに属することがはじめてで、上下関係をうまく構築できるか、先輩が多忙なときの質問はどうするべきか不安視する声もある。

上司としては、新入社員の現代的なコミュニケーションの背景も理解したうえで、どのように新入社員と接すればコミュニケーションの問題を解決できるか考えていく必要があるだろう。

新入社員の不安を解消するためのふたつの方法

新入社員が抱える不安については、ある程度予想できる部分もあったかもしれない。重要なのは、新入社員の不安を理解したうえで、どのように不安を解消していけるか効果的な手法で対処していくことだ。

上司として新入社員と向き合い、思う方向に導くためにどのように行動、あるいは環境を整えていくべきか、新入社員の不安を和らげるふたつの方法を紹介する。

メンターをつける

新入社員の不安を解消し、早期に会社になじめるようにするための解決策が、メンター制度の導入だ。直属の上司とは異なる、先輩社員、中でも新入社員の不安を理解しやすい、年齢が近い社員をサポート(メンター)として付ける

直属の上司とは違う角度から新入社員をサポートできる点で、同じ部署内の先輩ではなく、他部署の先輩をメンターとして付けることが多い。

メンターの役割は、仕事面でのサポートから、仕事やプライベートで新入社員が抱える不安の相談にのるなど多岐にわたる。仕事のやり方だけでなく、新入社員のあらゆる面からサポートする点がOJTなどと異なる部分だ。

新入社員が、人間関係や社内の風通しなど、さまざまな不安を相談しやすい点に特徴がある。メンターと新入社員の相性も重要だが、うまくマッチすれば、早期に新入社員の不安を解消できるだろう。

新入社員と話す時間を設ける

メンターを付けることが難しければ、指導にあたる上司自身が新入社員と話す時間を設けるだけでも良い。重要なのは、何かあれば質問してほしいと新入社員に投げるのではなく、きちんと話す時間を作ることだ。

何かあれば質問をといわれても、大概の新入社員は上司の忙しい姿を見て、質問することを遠慮してしまうだろう。これだと、いつまで経っても新入社員の不安は解消されない。

新入社員が不安や悩みを話せるようにするためにも、時間を作って話を聞くことが重要だ。週に1度定期的な面談を行うでも良いし、フォーマルな場でなくても良いだろう。ランチなどに誘って、新入社員の本音を聞きやすい環境をあえて作って雑談から入り、悩みを聞き出すのも良い。

定期的に時間が作れないなら、気軽なコミュニケーションツールとして社内SNSをサポート的に利用するのも良いだろう。社内SNSを利用するなら、Goalous(ゴーラス)が便利だ。

Goalousは、チャット形式で新入社員と気軽にコミュニケーションを取れるだけでなく、新入社員の仕事の把握にも役立つ。フォトアクションで視覚的に進捗の報告を確認できるためだ。問題があれば早い段階で改善に導くことができるだろう。

フォトアクションには直覚的なリアクションを返すことができるので、上司がどう思っているか新入社員にもわかりやすく、モチベーションアップにもつなげられるだろう。新入社員と上司をつなげるツールとしてGoalousを取り入れてみてはいかがだろうか。

まとめ

会社に入社したての新入社員は、さまざまな不安を抱えやすい。いつか不安はなくなるだろうと考えずに、新入社員が積極的に仕事に参加できるよう、上司として必要な支援をしていくことが重要だ。

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