チームビルディングを導入して目標管理を楽にしよう!

執筆者 | 2月 27, 2020 | GKA, OKR, チーム | コメント0件

ひとりの力では難しいものでも、チームの力を借りれば達成できることがある。組織の力というのはそれほどまでに大きく、周囲に影響を及ぼすものだ。しかし、せっかくのチームも、動かし方次第ではただの集団になってしまう。そこで取り入れたいのがチームビルディングだ。

チームビルディングの実践方法

チームビルディングは、成果を上げるチームをつくる手法だ。実践方法は主に5つある。それぞれの方法をみていこう。

対話(ダイアローグ)

対話とは、話し合うことだ。他愛のないことを話す雑談とも違えば、お互いの心を通い合わせる会話、意見をぶつけ合う議論とも違う。うわべ上のやり取りで済ませるような表面的な話ではないが、意見をまとめるようなこともない、ちょうど中間くらいとイメージすれば良いだろう。

対話の例には、面談やチームミーティングなどがある。人数は、1対1でも大人数でも良い。重要なのは、社員同士がお互いに理解できるような場を設けることだ。相互の価値観を共有し、さらには理解するために対話を持つ。

うまくいけば、チーム間の関係性は強化され、チームとしての一体感も得られるようになるだろう。

ワークショップ

ワークショップとは一般的に、体験型の講習のことを指すが、ビジネスの場ではプロジェクト立ち上げの手段を指す。

トップダウン式でプロジェクトを立ち上げるのではなく、個々がアイデアを出し合うのが大きな特徴だ。たとえば、新規事業の立案やルール作りなどに対して、それぞれが事前にアイデアを考えて、ひとりひとりアイデアを出し合う。

ワークショップを行うメリットは、ほかの人のユニークな意見を聞けること、社員それぞれが同じ目的の下、意見を口にできることだ。

アクティビティ

アクティビティは、体を動かしながらチーム間でコミュニケーションを取る手法だ。メンバー全員が人差し指を触れたまま地面にフラフープを降ろす「ヘリウムリング」、メンバー全員でひとつの絵を完成させる「ビッグピクチャー」などがある。

ゲーム的な要素があるように感じるかもしれないが、勝敗などの要素はアクティビティにはない。メンバー全員で協力してひとつのことを達成することが目的だ。ワークショップとは異なり、アクティビティは仕事とは一切関連のないものを選ぶ。

アクティビティを取り入れることのメリットは、お互いに体を動かすことで、共通の体験を共有できることだ。これによりチームとして絆や結束力、親近感が生まれる。さらに、仕事と関連しない活動をすることでリフレッシュにもなるのが特徴だ。

スポーツ

野球やバレーボールなど、チーム対抗戦で行うスポーツを用いたチームビルディングの手法だ。研修ではなく、社内のイベントで用いられることが多い。

一般的なスポーツはルールが浸透していて分かりやすいが、得意不得意があるため、ブラインドサッカーなど個々の能力よりチーム間の協力が試されるスポーツが近頃は注目されている。チーム対抗戦をすることで、チームの一体感を高められるのがメリットである。

ゲーム

ゲームは、複数のチームを設け、チーム間で勝敗を競うもの全般を指す。人狼ゲームやマシュマロチャレンジのような一般的なものから、経営シミュレーションゲームのようなビジネスゲームまで、ゲームの範囲は幅広い。

いずれも、参加者全員が何らかの役割を持ち、楽しめるのがゲームの特徴だ。ゲームにはルールが浸透しているものをはじめ、さまざまな種類があるが、気づかないうちに没頭できるものが良い。企業で実践するなら、ビジネスに近い題材がベストであろう。

メリットは、ゲームを通じて各々の性格や価値観に触れられること。お互いに共通の目的に向かって協力し合うことで、距離感を一気に縮めることができる。

チームビルディングを成功させるには

チームビルディングの手法は、先に説明したように、対話、ワークショップ、アクティビティ、スポーツ、ゲーム、の主に5つだが、実践方法や種類は多岐に渡る。いずれも共通するのは、チームの関係性を強化し、コミュニケーションを図ることだ。

チームビルディングを単なるレクリエーションで終わらせるのではなく、本来の目的であるチーム力の強化に持っていくにはどうすれば良いだろう。

目標を明確にする

チームビルディングでもチーム共通の目標があるが、企業も仕事に対して目標を設定しているはずだ。おそらく両者で異なるのは、いかに目標が明確であるかどうかだ。

チームビルディングでは、参加者全員が理解できる共通の目標が設定されている。するとどうなるか。目標が明確なのでチーム全体でゴールに向かうことができるようになる。さらに、全員で同じ目標に向かっている共通意識も芽生えるだろう。

チームビルディングでの目標に対するチームの経験は、実際の業務にも落とし込むことが可能だ。個人と組織の目標を明確に設定すれば良い。目標設定時には、進捗度を測る基準として、成功や失敗の定義を行うことで個人、チームの目標意識を高めることができる。

社員同士の信頼関係を保つ

チームビルディングでせっかく培われた社員同士の信頼も、継続できなければ意味がない。チームビルディングを行ったあと、いかに状態がキープできるかが重要だ。そのためにも、社内の状況を確認したり、時期をみて新たなチームビルディングを行ったり、フォロー体制の充実も図りたい。

Goalous(ゴーラス)は、メンバー全員でゴールを共有し、達成のためのアクションを起こすことでチームに一体感を生ませる。チームビルディングの効果を継続させるのに役立つため、検討してみてはいかがだろうか。

まとめ

社内の人間関係を良くし、コミュニケーションの活性化を図る手段にチームビルディングがある。さまざまな手法があるので、自社やチームに合ったものを取り入れてみると良いだろう。重要なのは、チームビルディング後に、いかに良い状態を保てるかだ。

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