【社内snsの盛り上げ方】運用ルール、効果の共有を徹底させる方法

執筆者 | 8月 2, 2019 | コラボレーション, モチベーション | コメント0件

社内SNSを導入しても、それだけで必ずしも効果が上がるというわけではない。うまく盛り上げられなければ、その取り組みは全て無駄になってしまう。ここでは、社内SNSが盛り上がらない主要な原因とともに、その効率的な盛り上げ方を解説していく。

社内SNSが盛り上がらない原因

社内SNSを使う目的が明確であっても、その運用や管理が丸投げ状態であっては十分な機能を発揮できない。社内SNSを導入しておくだけでは、利用者は集まっては来ないことを理解しておこう。従業員が自主的に投稿してくれるのを待つだけでは、社内SNSは活性化しない。

運用や管理にコストをかけていても、その社内SNSをなんのために使うのかという目的がはっきりしていないと、使う側もどうやって使っていいかわからないので結局使わなくなってしまうだろう。

投稿が増えたとしても、何に使うかが決められていないと、業務やプロジェクトごとの使い分けができずに内容がごちゃまぜになってしまったり、仕事に関する投稿だけでなくプライベートな投稿が増え、私用に使われたりするようになる危険性もある。

また、導入以前に既存のツールがある場合にも、それとしっかり差別化を図る必要がある。既存のツールのほうが使いやすければ、当然投稿はそちらの方に偏ってしまうので、社内SNSの使い所がなくなってしまうのだ。

社内SNSが盛り上がるとどうなる?

社内SNSが思ったように盛り上がらない状況が続くと、社内SNSの効果に懐疑的になってしまうだろう。そもそも社内SNSにどういったことを期待して導入したのか、社内SNS活性化の意味を見いだすためにも、ここでもう一度社内SNSによるプラスの効果を確認しておきたい。

社内のノウハウが蓄積される

「知」の財産は企業の成長にとって重要なものだが、うまく共有できている企業はそう多くない。中には、そうした知の損失を防ぐために知識やノウハウを資料に残している会社もあるかもしれないが、複数に渡ると、見つけ出すのも大変だ。

社内SNSが盛り上がるようになれば、こうした知の共有も活発化することが期待できるだろう。写真や資料をアップして、社内で共有できるためだ。絞り込み機能があれば、簡単に欲しい資料にアクセスできるようにもなる。

さらに社内SNSが盛り上がれば、ただノウハウを共有するだけでなく、もっと効率の良い方法を提案したり(または提案を受けたり)、複数のスレッドを作れば様々な部署の状況を把握できたりと、新たな気づきにもなるだろう。

様々な部署との交流が生まれる

例外もあるかもしれないが、部署内の人間関係で完結してしまい、同じ会社でも他部署とほとんど交流がない会社もあるだろう。コミュニティが、チームや部署に限られてしまうと、会社の成長につながるアイデアや刺激的な意見は生まれない。

社内SNS活性化のメリットは、社内でのコミュニケーションが活性化できる点にもある。社内SNSは、社内の固まったコミュニティをいい意味で開放してくれるからだ。社内SNSが活性化すれば、部署を超えた交流も容易になり、同じ目標を持った者同士で様々なコミュニティを形成できるだろう。他部署とのコラボレーションによって、目標達成も近づくかもしれない。

企業のビジョンが浸透する

社内SNSは、経営者も例外なく参加するのが基本だ。ただし、経営者は社員のように行動を投稿したり、社員の投稿に逐一コメントを返したりするのではなく、会社としての在り方を共有するために投稿する。

たとえば、会社が社会的に担っている役割、ビジョン、ビジョンを実現するための行動についての投稿だ。これらを定期的に経営者が投稿し、社員が閲覧して反応すれば、企業のビジョンはこれまで以上に社員に浸透していくことだろう。

浸透すれば会社が期待するような行動を社員が自発的に起こせるようになる。経営者が何をしているのか何を目指しているのかが社員に共有されることによって、今まで遠かった経営者と社員の距離も縮まるはずだ。

社内向けに企業をブランディングしていくという意味でも社内SNSの盛り上がりは重要な意味を持っている。

社内SNSの効果的な盛り上げ方

利用価値をアピールし、利用者を集めなければ、せっかくコストを掛けて導入した社内SNSが無駄になってしまう。では、社内SNSを効果的に盛り上げるにはどうすればいいのだろうか。

会社内で社内SNSのメリット、デメリットを共有

社内SNSを盛り上げるためには、そのメリット・デメリットを社内で共有し、全従業員で把握しておく必要がある。それを行うためには、まず社内SNSがなぜ導入されたのかを理解しておかなくてはいけない。

社内SNSには、コミュニケーションを活性化させられる、上司からのフィードバックや他部門との連携による業務の効率化、無料ツールも多数あるといったようなメリットがある。デメリットとしては、SNS疲れが出る可能性がある、特定の人物しか投稿しなくなる、運用法の理解に時間がかかるといった点も懸念される。

こうしたメリットとデメリットを明確にすることには、チーム内で共通認識を作れるという利点もある。チーム内で共通認識があれば、社内SNSを活用する意味が大きくなるので、社内SNSの活性化にもつながるのだ。

社内SNSのプライベート化を防ぐ運用ルールを作る

社内SNSを正しく活用するためには、運用ルールの設定は必須条件といっていいだろう。運用ルールや目的が明確にされていないと、社内SNSには個人のプライベートな投稿が増えてしまい、本来の目的が失われてしまうという典型的な失敗パターンに陥ってしまう。

運用ルールを作ることで、ポジティブな活用方法を利用者に徹底することが大切だ。そうなれば、社内SNSの強みである投稿に対するコメントやリアクションを返せる機能を有効に活用することができるようになる。有用な情報やアイデアを投稿しても、運用ルールが設定されておらず、正しく使用されていない社内SNSでは、そうした投稿は埋もれてしまい、反応も返ってこないのでは投稿のモチベーションも下がってしまうので、やがて利用されなくなってしまうだろう。

また、既存ツールとの使い分けを明確に行うためにも運用ルールの設定は重要だ。同じ目的や機能のものがふたつあるとどちらを使っていいかわからなくなるし、既存ツールと機能が重複していたら、新しく導入した社内SNSは使われなくなってしまう。そのため、既存ツールとの千引きも、運用ルールに組み込んでおくことが必要だ。

社内ツールを変更させて活性化を狙う

導入した社内SNSがどうしても盛り上がらない場合には、思い切って違うツールを試してみるのも方法のひとつだ。

SNS型目標管理ツールGoalous(ゴーラス) がある。Goalousは、設定した目標やゴールの達成をチーム全体で共有することができ、利用者のモチベーション向上に大いに貢献してくれる社内SNSである。利用者のモチベーションが向上すれば、社内のコミュニケーションも活性化させることができる。組織のゴールを理解していないと、従業員がどんなに優秀でも業務はうまくいかず、効率の悪いものとなってしまう。しかし、用いて従業員に共通理解をもたらすことで、企業と従業員が同じ方向を向いて業務を遂行できるというのがGoalousの強みだ。

他にも、Goalousを使った組織改善セミナーを毎月開催している。チームやメンバーの目標設定がうまくいっていない、所属する組織に課題を感じているなど、現状に問題を抱えているに人にはおすすめのセミナーだ。

▼セミナーお申し込みはこちらから
https://www.goalous.com/intl/ja/seminar

まとめ

社内SNSが盛り上がらない原因としては、「運営や管理を丸投げしている」「使用目的があいまいになっている」「既存ツールがあるので浸透しきれていない」などがある。これらを改善するためには、「メリット・デメリットの把握」「明確な運用ルールを作る」などが有効である。

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