MBOとは?取り入れる目的やメリットデメリットについて解説

執筆者 | 3月 26, 2021 | GKA, MBO | コメント0件

管理する側になると、組織力を上げるにはどうするべきか考えることも増えるだろう。組織力強化のためには、組織を構成するメンバーにもフォーカスすることが重要だ。そこで考えられるのが、個人の目標管理ではないだろうか。

目標管理の方法としてよく知られているのがMBO(目標管理制度)である。この記事では、MBOとは何か、MBOを取り入れるメリット、デメリットとともに解説する。

MBOとは

日本語で目標管理制度の意味をもつMBOは、Management by Objectives(マネージメント・バイ・オブジェクティブス)の略語である。自己管理のマネジメントとして、経営学者ピーター・ドラッカーが提唱した。

メンバーが自ら目標を設定して、進捗などを管理する方法で、上司はメンバーとコミュニケーションをとって目標の方向性をすり合わせる。上司が部下に目標を与える、トップダウン式のノルマ管理とは異なる手法。

本来は個々の生産性を高めるマネジメント手法として提唱されたものだが、日本国内ではバブル経済崩壊後の導入が多かったことから、人事評価と結びつけて運用されてきた。

MBOを取り入れる目的とは

MBOは、日本では成果主義の人事評価として発展してきた側面があるため、人事評価の手法のひとつとして導入している企業も多い。しかし、本来のMBOの目的は人事評価とは異なる。個人の目標を管理すること、それぞれの自己管理能力を高めることなのである。

企業の目標を達成するために個人の目標をマネジメントする

MBOは、社員各々が個人目標を決める目標管理手法のとことをいう。自ら目標を設定する点で主体性が保たれるが、個人目標は何でも良いわけではない。組織の目指すところと離れてしまっては、あまり意味がない。

メンバーが設定した目標は上司が確認して、組織の目標と方向性が合うようにすり合わせを行うのがポイント。これにより、上司と部下の間のコミュニケーションが活性化する。

自己管理能力が上がる

MBOでは、上司は企業と個人の目標のすり合わせや進捗の確認を行うものの、あくまでサポートの位置にいる。積極的に働きかけて、部下に目標を指示するようなことはしない。

目標の設定、進捗、管理も基本的には部下であるメンバーそれぞれが行うのがMBOの特徴だ。つまり、自らが設定した目標は、自らが責任をもって管理し、実行することになる。

個々で目標の管理を行うことにより期待されるのが、自己管理能力の向上だろう。さらに、目標を自己管理することによって、仕事へのモチベーションを維持させるという目的もMBOにはある


MBOのメリット・デメリット

個々の自己管理能力やモチベーションアップを目的としたMBOだが、マネジメントに取り入れることでどのような変化があるのだろうか。MBOのメリット、デメリットを解説する。

MBOのメリット

■個々の能力を引き出せる
それぞれに目標を設定してもらうとき、少し高い目標を設定するように促す。すぐに達成できる目標より、達成まで少々困難な目標の方が仕事に対する意欲も上がるためだ。どうすれば達成できるかそれぞれが考えて行動することが増え、個々の能力を引き出せるメリットがある。

■部下を育成できる
MBOにより個々の能力を引き出せるということは、部下の成長にもなる。単に仕事をこなすのではなく、目標達成のための創意工夫も生まれ、仕事のスキル向上や効率化を図ることにもつながる。

■評価しやすい
MBOは日本では、人事評価と結びついた形で活用されることが多かった。個々の目標は、数値などを使った客観的な目標であるからだ。誰でもわかる目標なら、達成度も図りやすい。目標から評価しやすい点でもメリットがある。

MBOのデメリット

■目標が適切でないと意味がない
MBOは自己管理を主体に置いているため、目標設定や管理は個々に任されている面が強い。上司の管理がうまくできていないと、会社にとって意味のない目標設定になることもある。

特に、人事評価でMBOを重視する場合は注意が必要だ。自分で管理をしながら高い評価をもらえることになるので、低い目標を設定する社員が出てくる可能性もある。

目標が適切に設定されないと、働いている社員のモチベーションも上がらず、会社も成長が遅くなるので、MBOを活用する際は、注意が必要である。

■目標に縛られ過ぎる可能性がある
MBOで設定した目標に縛られ過ぎると、MBOのメリットは生かされない。本来、縛りのある目標ではないにも関わらず、人事評価が加わると達成しなければと躍起になり、ノルマのようになってしまう可能性もある。

そこの認識を間違って進めないように、上司は見ておこう。

上司もメンバーも可視化して評価をしたいと考えているなら、SNS型目標管理ツールGoalous(ゴーラス)の導入を考えてみてはいかがだろう。GKAの概念を取り入れたGoalousなら、個人の目標管理能力やモチベーションアップも難しくないので、ぜひ検討してみるのをおすすめする。無料のセミナーも開催しているので、そちらもご覧いただきたい。

まとめ

MBOは、バブル経済崩壊以降、人事評価と結びつけて国内では取り入れられてきた。本来は、人事評価ではなく、個人の自己管理能力、モチベーション維持を目的としたマネジメントである。

Goalousでは、人事評価とは異なるGKAの概念を取り入れた目標管理がベースだ。MBOの目的である自己管理能力、モチベーション維持や向上も含まれているのがGKAである。目標管理にはGKAをベースにしたGoalousを活用してみてはいかがだろう。