職場における考え方の違いは、働く社員の数が増えるほど課題になる問題のひとつだ。プライベートだけでなく、職場でも考え方や価値観の違いによって衝突が起こることも少なくない。
しかし、考え方が違うことは悪いことばかりではない。多様な考え方によって斬新なアイデアや効率の良い業務フローが生まれるなど、考え方が違うからこそ発揮される良い面も多くある。
では、どのようにして考え方の違いを職場内で活かせば良いのだろうか。今回は、考え方や価値観の違いを職場で活かす方法や、管理職がマネジメントを行う際のポイントについて紹介する。
考え方や価値観の違いは職場でも起こるもの
考え方や価値観の違いは職場でも起こるものであり、違いがあることを前提にしてチームワークや業務の取り組み方に活かす対策が必要だ。
価値観は人によって異なる
価値観は人によって異なるものであり、職場においては働き方に対する姿勢や考えに違いとして現れるものだ。
たとえば、仕事に全力を注ぐタイプの人もいれば、ワークライフバランスを重視するタイプの人もいるように、各々働く目的や重視するポイントが異なる。
また、仕事への取り組み方も同様に、段取りを重視する人もいれば自分のペースで進めたい人もいるなど、業務に対する姿勢が違うことも把握しておくべきだろう。
管理職が社員の価値観を見極めることが重要
考え方や価値観の違いを職場内で活かすためには、管理職が社員の価値観を見極めることが重要になる。
得意・不得意なことだけでなく、業務の進め方における傾向やプライベートを重視した働き方を求めているかなどを見極めなければならない。
考え方や価値観の異なる社員をまとめて同じ方向に向かって業務に取り組んでもらうためには、目標設定をチームで共有することが大切だ。
目標設定が共有できていれば、進め方や取り組み方が異なっていても、最終的なゴールが同じになるように導くことができるだろう。
考え方の違いを職場で活かす管理職の役割とは
考え方の違いを職場で活かすために、管理職ができることはあるのだろうか。ここからは、考え方の違う社員をまとめるために必要な管理職の役割について解説する。
違いを受け入れてマネジメントすること
考え方や価値観が違う社員をチームとしてマネジメントすることが、管理職に求められる役割のひとつだ。
重要なのは考え方が違うことを受け入れて「〇〇だから〇〇すべき」という固定観念に縛られないように接することにある。
自分と考え方が違う相手であっても、良いところに注目してどのように活かすべきかを検討することが大切だ。
個人の資質をうまく活かして発揮させること
考え方や価値観が違う社員同士でも、お互いの良いところをうまく業務で発揮できれば、チーム全体としての効率や成果の向上に役立てることが可能だ。
たとえば、とある社員が苦手な業務を同じチームの得意な社員がフォローするなど、相互に協力できるような仕組みりを行うと良い。
段取りを重視する社員に準備やチェックを任せる、新しいことへの挑戦が得意な社員に従来の業務フローを見直してもらうなど、資質に合わせた役割を与えると効果的だ。
ただし、チームとしてまとめるためには方向性を統一することが重要になるため、管理職は「社員の方向性を統一すること」も役割のひとつとして認識しておきたい。
社員それぞれの資質を見極めたうえで、どのような業務を割り振れば良いのかを検討し、方向性を統一しながらチームとして成果が挙げられるようにマネジメントすることが重要だ。
目標設定の方向性を合わせるにはGoalousを活用
目標設定の方向性を合わせて、チームとして考え方の異なる社員をマネジメントするためには、目標設定を管理するツールの活用が最適だ。
Goalous(ゴーラス)なら、目標の共有や進捗状況の確認が一目でできるため、目標管理による管理職の業務負担増も軽減することができる。
チームメンバーがどのような目標を設定しているのか、目標達成に向けてどのようなアプローチを行っているのかを把握できるため、目標設定の方向性統一も容易になるだろう。
また、チームメンバーがどのような業務に取り組んでいるのかを把握しやすくなるのもGoalousの特徴だ。
そのため、異なる価値観をもっている人も相手の貢献を把握でき、お互いに認め合って評価しやすくなるメリットもある。
さらに、社員が自ら活動内容について発信でき、発信に対してメンバーからコメントやリアクションを残すことができるため、社員間のコミュニケーション活性化にも役立つ。
Goalousを開発・運営しているColorkrewでは、考え方の違う従業員同士をうまくまとめるための目標管理方法が学べる無料セミナーを開催しているので、合わせて活用してみてはいかがだろうか。
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まとめ
考え方は人によって違うものであり、違うからこそ新たなイノベーションが行われ、商品・サービスが開発されていく。
考え方や価値観が異なることをデメリットとして受け止めるのではなく、マネジメント方法次第では「現状よりも企業成長に寄与できるチームづくりができる」と考えると良いだろう。