外発的動機づけで従業員のモチベーションはどう変わる?具体例と注意点を紹介

執筆者 | 10月 27, 2021 | マネジメント, モチベーション, 組織改革 | コメント0件

従業員のモチベーションが上がらず困ってはいないだろうか。モチベーションアップのために知っておきたいのが、「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」の2つだ。
今回は、外発的動機づけについて解説する。

外発的動機づけとは?内発的動機づけとの違い

人のモチベーションは、何らかの動機づけがあって高まるとされている。記事冒頭でも紹介したように、モチベーションアップのためのアプローチとしてあげられるのが、「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」だ。

外発的動機づけとは

「外発的動機づけ」とは、その名のとおり外部からの刺激による動機づけのことである。分かりやすい例をあげると「報酬」や「罰」などだ。外部からの刺激で行動を起こしたり、方向性を決定したりする要因になるものだ。
外発的動機づけは、人のモチベーションアップにも使われるが、対象は人間だけではない。動物も、エサなどの外的動機づけにより行動を起こしている。

内発的動機づけとの違い

「内発的動機づけ」とは、「楽しい」「自分自身のスキルを高めたい」「貢献したい」など、個人の気持ちや意思による動機づけのことである。自らの意思が行動の要因になっており、行動により得られる充足感や自己実現が目的だ。

外発的動機づけと内発的動機づけは、どこからもたらされるかで異なる。外発的動機づけは外部からだが、内発的動機づけは本人の感情などに起因する。

外発的動機づけは、自分以外の第三者が意図して、必要な刺激を相手へ与えることで期待する行動を促せるが、内発的動機づけを促すのは簡単ではない。
短期間で効果を発揮できるようにしたいと考える場合は、内発的動機づけだけでモチベーションアップは難しいだろう。外発的動機づけによるアプローチも必要になる。

外発的動機づけの具体例

短期間でモチベーションを上げるには外発的動機づけが必要と説明したが、具体的にどのようなものが外発的動機づけになるのだろうか。具体例をいくつか紹介する。

報酬・評価

外発的動機づけの代表例は、報酬と評価だ。成績が上がれば報酬が上がり、反対に成績が落ち込めば報酬が下がるという、金銭をからめた動機づけはもっともイメージがしやすい。

報酬だけではなく、評価も同様に、社内で評価の高い人物に役職を与え、反対に勤務態度などが悪く評価の低い人物を降格するといった手法もある。いわば、アメとムチといったところだ。

報酬や評価による動機づけは、目に見えてわかりやすいことから、あらゆる会社で用いられている。

感情的な報酬

報酬や評価のほかにも、感情的な報酬も具体例にあげられる。感情的な報酬とは、行動に対する周りからの反応のことだ。

たとえば、行動に対して感謝の言葉があれば、人によっては報酬や評価よりも意味のある外発的動機づけになるだろう。一方で、指示されたとおりに行動しなければ怒られる、罰を受けなければならないなどといった、マイナスの部分も外発的動機づけになる。

一般的に誰に対しても一定の効果が期待できる報酬や評価に対して、感情的な報酬は、個々の反応の違いはあるものの、感情的に影響を受けやすい人には適した方法だ。

外発的動機づけを行う際のポイント

次に、外発的動機づけにおけるポイントについて紹介する。


アンダーマイニング効果

「アンダーマイニング効果」とは、内発的動機づけによりモチベーションが維持または高まっていた行動が、外発的動機づけ(報酬)のせいで低下してしまうことである。

たとえば、スキルアップができるなど、モチベーションが高まっていた仕事があったとする。しかし、その仕事を行うことにインセンティブ(報酬)が加わることで、反対にモチベーションが下がってしまうことだ。

「報酬がもらえる」という動機が増えたことによって、モチベーションが高まりそうにも思えるが、対象者の場合の目的はスキルアップ。結果、目的が内発的動機づけから外発的動機づけ(報酬)にすり変わることで、そもそもの目的意識が薄れてしまう。目的を見失うことで、モチベーションが低下するのだ。

また、外発的動機づけは、報酬に慣れるとモチベーションを維持するのが難しくなる。

動機づけが、相手にとってどう影響するのか見極め、内発的動機づけができている行動については、外部からの刺激を与えない。そして、外発的動機づけを乱発しないなどの工夫が必要だ。

外発的動機づけを内発的動機づけに変化させていく

外発的動機づけは、短期間でのモチベーションアップには向いているものの、長期的なモチベーションの維持には向いていない。外発的動機づけを使って、モチベーションを維持できるようにするには、外発的動機づけをきっかけに、内発的動機づけへと変化させていくことだ

きっかけは外発的動機づけであっても、心から仕事に取り組みたいという内発的動機づけができれば、外発的動機づけを乱発する必要もなくなる。

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まとめ

外発的動機づけは、短期間で従業員のモチベーションを高めるには有効だ。しかし、持続性が弱く、内発的動機づけを妨げるなどの問題もある。あくまでも外発的動機づけはきっかけにして、内発的動機づけへと変化させていくことが従業員のモチベーション維持には重要だ。

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