おすすめのエンゲージメントツール5選!特徴・機能を徹底比較

執筆者 | 3月 23, 2022 | ゴール, チーム, マネジメント | コメント0件

従業員の離職が続き、頭を悩ませている企業の担当者も多いのではないだろうか。離職する従業員が多いと感じるのは、社内エンゲージメントが低いことが原因かもしれない。
離職の防止におすすめなのが「エンゲージメントツールの導入」だ。ここでは、おすすめのツールと、ツールそれぞれの特徴について解説する。

従業員の離職を防ぐ!エンゲージメントツールとは?

ビジネスにおける「エンゲージメント」とは、従業員の愛社精神、企業との信頼関係を表した指数のことである。エンゲージメントを測定するのに有効なのが、エンゲージメントツールだ

エンゲージメントツールには、従業員のエンゲージメントを調査するツールと、エンゲージメント自体を高めるツールの2種類がある。このうち、社内の問題を把握できるのが調査ツールだ。

エンゲージメントツールは、いずれも社内エンゲージメントを高めるのに有効なツールであるため、さまざまな効果が期待できる。たとえば、従業員の離職防止だ。
エンゲージメントが高まれば、従業員の会社に対する信頼や愛着が強くなり、離職を減らすことにつながる


比較!エンゲージメントツールの特徴

エンゲージメントツールにはさまざまなものがある。ここでは、「wellday」「HR OnBoard」「テガラみる」「TUNAG」「Goalous(ゴーラス)」の5つを比較する。5つのツールの違いは、下記の表に示したとおりだ。具体的な特徴については後述する。
エンゲージメントツール比較

エンゲージメントを可視化!おすすめツール5選

おすすめのエンゲージメントツールの特徴を見ていこう。

wellday(ウェルデイ)

welldayは、社員エンゲージメントを調査するツールだ。特徴は、Slackまたは、Teamsといったコミュニケーションツールと連携させることで、リアルタイムでエンゲージメントを測れることである。

リアルタイムでの調査を可能にしているのが、wellday独自のAIだ。AIが、コミュニケーションツールで流れる社内のテキストデータ、スタンプを読み込み、研究データや論文をもとにエンゲージメントスコアを測定する

アンケートや面談を行わずして、すぐにエンゲージメントスコアがわかるのがポイントだ。調査の手間がかからないため、管理職の負担を軽減できる。

なお、初期費用や月額費用は、従業員数やプランにより変動するため、サービス提供元への問い合わせが必要だ。また、自動で測定できる点においては使い勝手は良いが、現状ではSlackとTeamsとの連携にしか対応できない点には注意が必要だ。

HR OnBoard

HR OnBoardも、社員エンゲージメントを調査するツールである。特徴は自動配信のアンケートだ。自動リマインドで、毎月決まった時期に、入社時期に応じたアンケートを配信してくれる。アンケートの中身も決まっている(任意で追加可能)ので、作成の手間もかからない。

アンケートを受け取った従業員は、スタンプを押すことで簡単に回答できるのも便利だ。エンゲージメントの調査でネックになる、調査の準備、回答時間に多大な時間を要する必要がない。
また、調査により、従業員のコンディションを可視化できるようになるだけでなく、離職リスクの高い従業員のサポートについてもアドバイスを受けることができる。

なお、費用については、社員3名までなら無料で使えるが、4名以上は1人あたり年間1万円の費用がかかる。従業員数に応じて費用負担が重くなるため、事前によく確認しておきたい。

テガラみる

テガラみるは、エンゲージメントの調査に適したツールだ。特徴は、「お天気だより」。従業員が心の天気を入力することで、担当者は遠隔でも従業員の心のコンディションが分かるしくみになっている

エンゲージメントが低下している従業員には、タイムラインをとおして1対1でフォローすることも可能だ。ほかにも、フォロー漏れを防ぐアラート機能、専任のコンサルティングによるサポートも受けられる。オプションで、フォロー代行や離職者分析も可能だ。

ただし、初期費用や月額費用については、公式サイトでは公開されていないため、問い合わせが必要だ。

TUNAG

TUNAGは、社内エンゲージメントを高めるのに適したツールだ。従業員が会社について「知らない」をなくすために、さまざまな機能が搭載されている。プロフィール機能、タイムライン、社内制度の提示、社長メッセージなどだ。

従業員間のコミュニケーションだけでなく、経営陣の考えや意向、経営ビジョンが可視化されるため、従業員が安心して業務に取り組めるようになる。社内コミュニケーションと情報共有を活性化させ、エンゲージメントを高めるのに効果的だ。

なお、初期費用や月額費用については、従業員数などで変動するため、問い合わせを行う必要がある。

Goalous(ゴーラス)

Goalousは、エンゲージメントを高めるのに役立つツールだ。大きな特徴は、従業員それぞれの目標や活動が可視化できる「フォトクション機能」である。従業員それぞれの活動状況や、目標までの達成度合いを共有することが可能だ。

社内SNSで目標の進捗や活動内容を気軽に投稿、または閲覧できるため、それぞれの状況をすぐに把握することができる。活動状況をいつでも確認可能なので、メンバー同士で刺激を受けやすく、モチベーションアップにもつながるだろう。

エンゲージメントツールの多くは料金が公開されておらず、問い合わせが必要ということも多いが、Goalousに関しては料金が明示されているので費用感もつかみやすい。

なお、開発元であるColorkrewでは、Goalousを活用した従業員のエンゲージメント向上に関するセミナーも実施している。

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まとめ

エンゲージメントツールには、調査に適したツール、エンゲージメントを高めるのに適したツールがある。それぞれ、目的や費用感など、会社の状況に合わせて導入すると良いだろう。
せっかく入社した従業員の離職を防ぐためにも、ツールを使った効果的なエンゲージメント向上を目指してみてほしい。

組織の停滞を打開する