エンゲージメントが高い会社とは?事例でわかる共通点について

執筆者 | 2月 17, 2022 | コミュニケーション, マネジメント, モチベーション | コメント0件

従業員エンゲージメントが高い会社は、さまざまな面でメリットが多くある。生産性の向上や業務効率化を含め、社内風土の抜本的な改革にもつながる重要なものだ。

では、従業員エンゲージメントが高い会社にはどのような特徴があり、エンゲージメントが高い会社ではどのような施策に取り組んでいるのだろうか。

この記事では、従業員エンゲージメントが高い会社に共通する特徴や施策事例と、従業員エンゲージメントを高めるための方法について解説する。

従業員エンゲージメントが高い会社の特徴

従業員エンゲージメントが高い会社には、いくつか共通する特徴がある。まずは、その特徴について確認しておこう。

ビジョンがはっきりとしている

従業員エンゲージメントが高い会社はビジョンがはっきりとしており、企業理念や将来像、目指している方向性などが社員全員に浸透している特徴がある。

社員が会社の将来像や企業理念に共感することで、社内で一体感が生まれ、働きがいを見出すことができるようになるだろう。

評価制度が整っている

従業員エンゲージメントが高い会社は、評価制度が整っており、公平で定量的な評価制度で目標を追いやすい特徴がある。

適正な判断で評価され、評価基準が明確なことから、不満を感じることが少なく、モチベーションを高く維持することができる。

社内コミュニケーションが充実している

社内コミュニケーションが充実していることもエンゲージメントが高い会社の特徴だ。

従業員がストレスを溜める理由のほとんどは人間関係が原因だといわれており、風通しが良く人間関係に悩むことがない職場は従業員のモチベーションも高まる。

また、コミュニケーションが充実していることで仕事の取り組み方について、周囲の同僚や上司などから刺激を受ける人も多い。

コミュニケーションが充実していれば、お互いの意思疎通もスムーズになるため、情報共有スピードも向上するだろう。



従業員エンゲージメントが高い会社の事例

ここからは、従業員エンゲージメントが高い会社が行っている具体的な事例について紹介する。

社員に定期的なアンケートを行っているA社の事例

A社では、社員に対して定期的なアンケート調査を行う専門チームを組成し、現場の意見をアンケートで吸い上げて経営層へ伝え、解決策をフィードバックしている。

新しい社員の入社が多いことから、企業理念の浸透や正確な把握を目的として運用している面もある。

アンケート調査で浮き彫りになった課題に対し、制度設計から見直しを行うなど、柔軟な対応ができていることも良い効果が得られている理由のひとつだろう。

在宅勤務の選択や休暇制度の取り組みを行っているB社の事例

B社では、在宅勤務や連続して3日間の休暇が取得できる制度を取り入れ、従業員エンゲージメントの向上に努めている。

リフレッシュするための休暇として取得でき、また集中して行いたい作業がある場合には在宅勤務を選択可能とするなど、働きやすい環境を提供しているのも特徴だ。

また、在宅勤務はその後、家族の体調不良に対するケアや妊娠中の女性に対するものなど、制度を細分化させて充実させている。

従業員エンゲージメントを高めるための方法

従業員エンゲージメントを高めるためには、具体的にどのような方法を取り入れる必要があるのだろうか。

ここからは、従業員エンゲージメントを高めるために重要なポイントについて紹介する。

会社の方向性を社員で共有する

従業員エンゲージメントを高めるためには、会社の方向性や企業理念など、将来的にどのような会社に成長していくのかを社員で共有することが重要だ。

そのためには、適切な目標設定や目標管理が重要になる。とくに、会社全体の目標を部署やプロジェクトチーム、個人の目標に落とし込んで設定し、方向性を統一する形が望ましい。

目標管理を行う際には、管理者の業務負担増を軽減するためにツールの導入を行うと良い。目標管理そのものが負担とならないように、管理制度の運用方法についてもあわせて検討したい。

ワークライフバランスを重視する

近年ワークライフバランスを重視している現役世代が多く、従業員が働きやすい環境を提供することも従業員エンゲージメントを高めるために欠かせない

有給取得率アップやフレックスタイム・時短勤務などを取り入れて働き方を多様化したり、残業時間の削減に努めたりする方法がある。

ポイントは、従業員がなにを望んでいるかを把握し、制度として現場に反映することだ。

経営陣が良いと思って導入した制度も、従業員が望んでいなければ従業員エンゲージメントを高める効果が薄れてしまうので注意しよう。

社内コミュニケーションを活性化する

エンゲージメントを高めるためには、社内コミュニケーションの活性化も必要だ。コミュニケーションが活発であれば意思疎通がスムーズになり、チームワークが高くなる。

従業員同士のチームワークが高ければ、業務効率化や相互フォローなど働きやすい環境の整備にもつながるためだ。

従業員間のチームワークの高さで、エンゲージメントがどの程度高まっているのかを判断するレベル測定も行いやすい。

社内コミュニケーションの活性化や目標管理を効率化するのであれば、Goalous(ゴーラス)の導入がおすすめだ。

Goalousなら、社員全体の目標設定や達成状況の見える化が可能になる。また、社員が自ら行った活動を発信でき、それを見た社員がコメントやリアクションで反応できるため、社員間のコミュニケーション活性化にも役立つ。

また、従業員エンゲージメント向上に役立つ目標管理の方法について詳しく知りたい場合は、Goalousを開発・運営しているColorkrewの無料セミナーもぜひ活用して欲しい。

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まとめ

エンゲージメントの高い会社は、従業員満足度や帰属意識なども高く、意欲的に業務に取り組む社内風土になり、企業理念なども浸透している。

エンゲージメントを高めることで、プロジェクトや部署単位でなく企業全体がひとつのチームとしてまとまり、成長に向かって従業員全員が尽力したいと思えるようになるだろう。

組織の停滞を打開する