社員が幸せな会社の特徴は?目指すためにするべきこと!【エンゲージメント向上】

執筆者 | 4月 22, 2019 | マネジメント | コメント0件

仕事と生活の調和を意味している「ワーク・ライフ・バランス」が提唱されはじめ、約10年が経った。近年では、労働者にとって、よりよい職場環境を整えるため、2019年4月から働き方改革関連法も施行された。

その施策の一つとして、年次有給休暇を5日以上取得することが義務化された。ただし、年次有給休暇を取るのに気おくれしたり、福利厚生が整っていなかったりするとなかなか休みを取るのは難しいだろう。ワーク・ライフ・バランスが整わないと、社員の幸福度も上がりづらい。

社員一人ひとりが幸せになれる会社の特徴や、目指すべき目標について探ってみよう。

社員が幸せな会社の特徴やメリット

社員が働いていて幸せと感じる会社であれば、生産性が高くなり離職率が低下するメリットがある。

会社の繁栄のためにも、社員一人ひとりが、幸せを感じながら仕事ができる職場環境をつくることは必須であり、そのためには、上司や同僚とコミュニケーションが取れていることも重要な要素となる。

その他にも社内の人事評価制度が、社員にとって納得のできる内容であるか。成果に対し正当な評価であると思えるかは、幸福度につながる大切なポイントである。

社員が幸せと感じる会社の特徴

社員が幸せと感じる会社の多くが、社員の業務内容に配慮した経営戦略をたてている。例えば、競争の激しい分野で、同業他社との顧客争いが常にあるとしよう。
同じような状況がいつまでも続くようであれば、社員はプレッシャーを感じて、不安な状況にあり続ける。

社員が幸せを感じ安心して働ける会社の特徴は、安定した収益が見込め、将来を見据えた経営をしている会社である。実際に、社員ファーストを実践している会社は増加傾向にある。
年次有給休暇や産前・産後休業の取りやすさ、住宅手当など、福利厚生の充実具合は社員の幸福度と直結する。とくに女性では、産前・産後休業明けの職場の受け入れ態勢は重要である。

また、社員食堂の利用時や就業中の食事に手当が出れば、社員にとって嬉しい制度となりえる。社員が幸せと感じる会社の特徴は、社員ファーストを実践している会社といえるだろう。

ほかにも、社員が幸せと感じる場面は多々ある。人事評価で自己の成果が認められれば、幸福度も増してモチベーションアップにもつながる。

また、新人や部署異動者に対して、教育や業務の引継ぎがしっかりと行われる会社であれば、社員は安心をして仕事に集中することができる。
個人に与えられている業務は、会社の業績をアップするための重要な一部だ。そこで、同僚や上司とのコミュニケーションが大切になってくる。

仕事は一人で完結することは少なく、プロジェクトやチームで達成していくものだからだ。

社員の幸せを考える会社は繁栄する

社員の幸せを考えている会社は、社員の労働に対する幸福度が上がり、同時に生産性も上がるといわれる。
高度経済成長期では顧客第一と考えられ、社員は会社の業績をあげるために奔走していた。しかし、現代は、社員ファーストがスタンダード化しつつある。

社員のことを優先に思う会社は良い社員をつくりあげている。良い社員は会社の「顔」となり、顧客から好印象を持たれる。

顧客にとって取引をする相手が良い社員(会社)であれば、安心材料となり、売上のアップにつながるだろう。社員が満足をしながら仕事をすることで、顧客にとってもメリットとなる。
したがって、社員の幸せを考えられる会社は繁栄し続けることができるといえる。

社員が幸せな会社を目指すためにできること

社員が幸せな会社は、社員一人ひとりが仕事に充実感を持ち、満足度も高い。会社は無謀なノルマや過剰な業務が一人の社員にのしかからないよう、マネジメントをすることも必要だ。

社員が幸せな会社を目指すなら、個々の適性も配慮し、一人ひとりに目を向けることも大切となる。

社員が幸せと感じるために今すぐできること

社員が幸せと感じるために、今から実践できることは多くある。身近なところでは、仕事に対して評価をしたり上司から部下へ感謝の気持ちを伝えたりすることだ。

社員は、日頃の自己の仕事ぶりを、評価や感謝をされることで幸せと感じるものだ。難しく考えずに、日常の会話から始めればスムーズに実践できる。上司は部下と積極的にコミュニケーションを取るべきだ。

ツールの導入も考える

社員の幸せを考える会社になるために、ツールを使う方法もある。たとえば、アナログなタイプでは社長通信や社内報などがある。
社員が読めば、今後の経営方針や体制の在り方などがわかり、有益な情報元となりえるだろう。ただし、アナログなツールは、制作に時間がかかり費用も発生するため、メリットだけではない。

近年は、社内で情報共有できる「社内SNS」とよばれるツールが発展している。今まですべてメールでやりとりしていた内容を、社内SNSで代用をすることも可能だ。

莫大な量のメール処理は、それだけで多くの時間がかかることになるが、社内SNSを上手く活用すれば、チャット機能で簡単に必要な要件を社員へ伝えることができる。

メールだけだと一方通行になってしまうが、社内SNSではコメントを残したりいいねなど反応ができ、インタラクティブなコミュニケーションをとることができる。
さらに、これまでメール作成や管理に取られていた時間を大幅に短縮できることになり、同時に社員の幸福度もアップするだろう。情報や目標の共有は、業務を遂行する上で重要な要素となる。

その中で、どこへ向かえばよいのか明確にできるよう、社内SNSの機能だけではなく、目標や成果を可視化できるGoalous(ゴーラス)を使ってはいかがだろうか。

まとめ

現代において社員が幸せな会社とは、社員ファーストであることが一つの要素となる。年次有給休暇の取得のしやすさや、福利厚生の充実具合は、社員にとって重要だ。

一人ひとりの社員が幸せに働くことで、良い社員が生まれ、良い社員が会社の顔となり、顧客に対しても良い影響を与える。結果として売上のアップにつながり、社員にとっても会社にとってもメリットとなるだろう。

社員の幸福度は、少しのコミュニケーションでもアップすることがわかる。会社の繁栄のためにも、一人ひとりの社員が幸せに仕事ができる会社を目指していこう。

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